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最近感じた諸々の備忘録

・仕事での緊張感
・プロへの信頼
・馬鹿にされるありがたみ

仕事での緊張感
仕事内容を一通り覚えてしまうと、急にリラックスしてしまう。
「これはこう、あれはああすればいいんでしょ」
と、自分の作業を限定してしまい、新しい物を吸収しようとする姿勢が途端に低くなってしまう。
俺は典型的なこれ。
今の会社には本当に申し訳ないことをしたと思った。
上の立場の人間は、緊張感を持って仕事をしている人が多いように感じる。
不測の事態に備えるためだったり、効率をより良くするためのアイディアだったりを常に考えているからだろうと思う。

ところで、俺には行きつけのラーメン屋があるのだが、そこでこんな光景を見た。
まず、そのお店の店員を紹介しておく。
店主と、おそらくバイトのA,B,Cさんが居た。
Aさんはサブリーダー的な存在で、作業を一通り覚えているようだった。
店主が居ないときは必ずAさんが居り、Aさんが居ないときは必ず店主が居る・・・といったように、店主かAさんのどちらかは必ず店に入っている状態で店を回していたようで、Aさんはかなり信頼されているのだろうというのが、なんとなく俺にも伝わってきた。
B,Cさんは新入りっぽかった。

Aさんの話をするのだが、Aさんは緊張感を持って仕事をしている体には見えなかったし、Aさんが主体となって店を回している時間帯は、B,Cさんの緊張感も薄いなぁという事は肌で感じ取れていた。

ある時、俺が店に行った際、その時はAさんが店を回していた。
俺は、その店の塩ラーメン(卵麺)が好きで、店に行った際はほぼ確実にそれを注文する。
その日もいつものように塩ラーメンを頼んだのだが、なにやら申し訳なさそうな面持ちで

「すいません、今、卵麺を切らしてまして・・・麺が普通のとんこつ用の麺になりますがよろしいですか?」

と言われた。
今までに一度も店内で蝿を見たことはなかったが、その日は店内に大きな蝿が飛んでおり、出てきたラーメンには小バエが1匹浮かんでいた。
その店には、それ以降もたまに行っているが、その店でAさんを見なくなった。

つい昨日、本当に偶然なのだが、郵便局から出てくる浮かない顔のAさんを目撃した。
その顔を見て、大体の察しがついた。
そして、同時に思った。
程度の差はあれど、これが、惰性で仕事を続けた人間の末路なのだな・・・と。

俺はAさんのようなことを2回繰り返したけど気が付けて良かった。ちょっと遅いと思うけど。

プロへの信頼
髪を切りに行ったときの話。

「髪の毛が横に浮くのがとにかく嫌なんですけど、何かいい髪型ありますか?」

と、床屋に相談する俺。
いくつか提案してくれたのだが、

「上を伸ばすといいですよ。上が伸びるまで、気になる横のふくらみはワックスで抑えて我慢することになりますが」

これを特に推してくれたので、俺はこれに乗っかった。
つまり、その日はほとんど髪を切らずに帰った。
だが、料金は一律1200円。
高い相談料だなと思ったが、1200円程度で愚痴愚痴言うのもみっともなく思ったので、その場はそれで帰った。
後日、言われたとおりワックスを試してみたところ、効果覿面。
髪がべたつくのが嫌だったので、10数年間ワックスを敬遠していたのだが、やはり科学は進歩しているもので、最近のワックスにはあまりべたつかないタイプも出ているよう。
『ワックスで抑えれるなら、別に今まで通りに髪を切ればいいや』と思い直し、再び床屋へ向った。
ワックスで横はだいぶ抑えられることが分かったと伝え、後ろを短めにしてもらうこと意外は『いつも通りで』と頼んだのだが、いざ切り終わった頭を見ると、いつも以上に横がふっくらしている。
折りたたみ式の合わせ鏡を持ち出して、切り終わった髪形を俺に見せながら

「こんな感じでどうですか?」

と、俺に尋ねてくる。
「ふざけてんのか」と喉まで出かかったが

「ほぉ~」

と、一言漏らし、作り笑顔でその場を後にした。
俺は髪を切る技術がないから、代わりに髪を切ってもらうために行ってるのはもちろんだが、髪型を考える時間を省く目的の方が大きい。
主体性がないといわれれば、確かにご尤も。
しかし、切り終えた髪に対して、素人の俺が一旦疑問に思ったとしても、プロの意見の方が確かだという信頼の元に髪を切りに行っている。
だから、プロに任せたらその後は少々の疑問は口に出さないと決めている。
数日後、鏡を見てみて

「ああ、さすがプロだな」

と、髪を切った直後の疑問を吹き飛ばしてくれるだろうという、俺の勝手な思い込みだ。
髪を切り終えた直後は、ワックスで抑えること前提で横をふっくらさせたとか、ある程度伸びたら丁度良い感じになるのではないか?とか、俺はそういうことを期待していた。
・・・・・・が、家に帰って色々して見たが、ワックスで押さえても微妙に横が膨れるし、左側には妙な段差がある。
1週間我慢してみたが、依然として横はふっくらしている。
とても納得できるものではなかった。
あの白髪坊主はプロじゃねえ。

馬鹿にされるありがたみ
馬鹿にする側の気持ちとしては、相手に嫌われても良いという覚悟があったり、この程度の壁なら乗り越えてくれるという信頼があったりする。
それだけでも十分ありがたい。
そして、何より、相手を放っておけないという気持ちが必ずそこにある。
馬鹿にされて、やる気に火がついたのは確かだ。
ある時、自分のやる気に火をつけてくれたものをふと思い出し、俺を馬鹿にしてくれた人の気持ちを考えてみたとき、100%俺のためを想ってしてくれたことだったと気がつき、一言お礼を言わずには居られなかった。
馬鹿にしてくれたことに対して感謝を告げた時、その人は嬉しそうに

「kaidenn、あれ効いた?」

と返してくれた。
この人の懐の深さに、ただただ頭が下がるばかりだった。

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