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「批判NG」は低ランク

個性出して行こうとか尖るほどいいとか言う人はままいるけど、つい先ほどこんな感じの発言を見た。

「インディーは尖るほどいいんだから、インディーは好きな人だけが触ればいい訳で、投稿サイトのコメントには嫌なところを書かず良いと思ったところだけ書けばいい。興味持った人が反応するんで」

らしい。
「尖るほどいいよ」のみならずコメントにまで触れて来たね。
普段はこういうのそっとミュートするだけだけど、ちょっともやもやしてきたのでここに書き散らかします。

まぁ、例の如く尖るほどいいなんて迷信や妄言だよということをつらつらと書いて行くわけなんだけど、俺みたいな考えは少数派だと思うし、多数の人にとって気持ちよくない文章だと思うので、続きを読む際はそこんとこよろしく。
いつも以上に見難いと思うけど思いつくまま書きなぐっていきます。

 

じゃあ早速結論だけど、「より良いゲームを作るには作者はどういう心構えがいいんだろう?」という方向で考えた際、批判は無視してとにかく尖るほどいい、なんて考えはランクが低い。
これ結論ね。
批判コメントを拒否してるのがよくない。
色んな考えがあるよね~って話じゃなく「お前は下で俺が上」とか「君と僕とではランクが違う」って話です。
ベクトル的な発想だと分かり易いかも。
無条件だと「色んな方向があるよね~」ってなるけど、「こっち方向ね」と方向を限定すれば長さでの比較しかできない。
そんな感じ。
いや~、こんなこと言うと四方八方から滅多打ちにされそうだ。

ちなみに多少弁解させてもらうと、俺の場合は面白いゲームを作りてぇ~って思ってゲーム制作やってるので「良いゲームを作るためには?」って方向で考え勝ち。
今回も俺の発言はその方向で考えての発言になるわけです。
作者のメンタルが大事とか趣味を楽しむためには~とか、そういったことを考えて発言している方とはそもそも話している内容は異なるから、こっから先の俺の話が気に入らなくても「私は趣味を楽しんでるだけですので~」って思ってくれてたらいいと思う。
趣味をより楽しむために他者に楽しんで欲しい気持ちがないのかはかなり疑問ではあるけど、そもそもの思いが異なるなら最終的な意見が異なるのは当然だと思う。

 

はい、前口上が長くなったけど、ランクが違うといった結論にはもちろん理由があります。
説明していきます。
マズローの5段階欲求ってご存じですか?
有名なやつです。
ちょっと画像拝借して貼っておきましょう。

Photo_20251011180101

PBMのひとり言 さんから画像拝借しました。ありがとうございます。
欲求には段階があって、低いものからじゃないと満たして行けないんですよね。
衣食住(生理的欲求)が満たされてないのに出世したい(承認欲求)とはならないんですね。
腹減ってるなら空腹を満たしたい気持ちが優先されて、それより上の欲求はそもそも出てこないんですよ。
生き残るために、欲求には満たすべき順番(優先度)があって、本能がそれを制御してるから"段階"に分かれますよってのがこの5段階欲求の話になるね。

で、ここで考えてみるんだけど「尖りてぇ~」と「褒められてぇ~」はそれぞれどこの欲求でしょうか?

 尖りてぇ:自己実現
 褒められてぇ:承認欲求

たぶんこうですかね?
じゃあ、尖りてぇの方が段階が高いってことだけど、ここで注意しておかなきゃならないことがある。
尖りてぇ~の背景に「批判コメントは必要ない。そんなの無視すればいい」といった気持ちがあるなら、矛盾があるのにお気付きだろうか?
批判コメントを無視すればいいってのは所属と愛の欲求、高く見積もっても承認欲求じゃなかろうか。
それが満たせていないのにそれより高次の自己実現の欲求に向かうってのは本能が邪魔して無理なはずなんだ。
「批判は無視して尖ればいい」ってのはマズローの5段階欲求的な考えで見ると矛盾している。
もしも高次と低次の欲求両方を抱えている状態なら低次の欲求が優先されるので所属と愛の欲求や承認欲求の方が本音の部分となる。
なのでまず、自分の本音を潔く認めた方がいい。
自分の思う通りに作りたいけど「批判されるの嫌だ」「褒められたい」そっちが優先だ…と自分の本音を認める。まずここ!

でもですね、普段一人で作業している時は誰の目も触れず自由な訳だから、普段は承認されてぇ~って欲求も表に出てこないと思うのよ。
家で黙々と作業している時は自己実現に向かって頑張り易いの。
SNSに必死だとその限りでもないと思うけど、でも、いざリリースが近づくと人の目にさらされる機会が現実に迫ってきて、低次の欲求「批判されるの嫌だ」「褒められたい」ってのがぐっと表に出て来るよね。
そこで気が付くべきなの。
「あ、まず低次のこの欲求を片づけないと上の欲求には全力で向かって行けないんだ」と。

そこを理解したら「批判コメントは無視して尖ればいい」なんて口が裂けても言えないね。
そんなことしてたら延々と欲求が解消されないまま、低次の段階に留まってしまう。
封じたり無視したりするんじゃなくて、この壁は乗り越えないと次に進めない。
ではそれを乗り越えへて高次へ進むためにどうするか?
誰かに刺さればいい? の記事でも書いた通りだけど、まずは自己理解。
自分は何が好きで、何が嫌いで、何をしている時に喜びを感じて…ということを具体的な事象のみならず、自分の気質とか傾向といった、自分自身の心の法則とでもいうのかな。
そういったものを理解しておくこと。
そうすれば、あなたはあなた自身を満足させるのは簡単だ。
「ここさえ押さえておけば基本的に俺は喜ぶ」って明確に分かっているほど、自分の好きなゲームが作れるようになる。
それができるようになれば、じゃあもう自分自身は概ね満足できる訳だ。
その状態であそこもこっちもと細かいところまでこだわる必要があるのか?
答えは否だね。
自分にとって必要か否か分からない領域が大きな程あっちもこっちもと拘る必要が大きくなってくる。
自分が満足できてないからだ。
逆に、自分にとって必要なものや絶対に譲れない領域が明確に分かっていると自分が簡単に満足できるうえに、他人に配慮できる領域も同時にはっきりしてきて他人への配慮がやり易くなり、一部のニッチなではなく大勢の他人に喜ばれる作品を作りやすくなる。
延いては「批判されたくない」「褒められたい」といった欲求を満たせるという訳。
繰り返すけど、まずは自己理解だ。

 

おっと、段階の話から遠ざかってるけど、まぁ

 尖りてぇ:自己実現
 褒められてぇ:承認欲求
 批判コメントNG:所属と愛の欲求

となってたら「批判コメントNG」はランク低いねってのが結論で、「尖るために批判コメントNG」ってのは矛盾している等の尾ひれの部分も色々話しました。おしまい。

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